いやらしいイラスト TOPへ


いやらしいイラスト・その10

―― いじわる音子ちゃん ――


 妹の下着があった。

 その上に乱暴な字で書かれたメモが、妹の性格を良く表していると思った。

 メモ曰く……「バカアニキへ、使わせてやる」

 さらに良く見るとネズミを捕まえるための罠に、その下着は仕掛けてある。

 ふっ……バカにしてるのか? こんな見え見えの餌に食らいつくアニキだとでも?

 バチン!!

 右手に激しい痛み、異次元の叫びが心で響く。

 ウボァー

 気がつくと、右手には妹の下着が罠と共に握られていた。

 げっ歯類は命を賭して餌を得る。痛みと引き換えに、
愛しの妹の下着を得るのなら安いモノだろう。

 痛む手を摩りながら、さっそく獲物を光にかざし検分する。

 物は白と水色のストライプ、いわゆるシマパン。
下着の前面上部、赤でなく白のリボンが水色のラインに鎮座まします様は、
非常に、とてつもなく、魂消るほどに俺のハートを鷲づかみ!!

 だが、妹の下着の感触から、ある重大な情報が寄せられる……

 この真新しい手触り、伸ばしたゴムの新鮮さ、秘部にあたる布のよどみの無い色に、
立ち上る体臭のカケラも感じなさ……

 こ! れ! は! おろしたてだということだっっ!!

 ……くっ、この様な疑似餌に引っかかるとは、俺も落ちたものだ。
ネズミならせめて一齧りの幸福とともに来世に旅立てるものを……

 悔しさとやるせなさのあまり、妹の部屋で自家発電する事にする。
せめてこの部屋に残る妹の残り香をよすがに、
真新しいこのシマパンを己のモノに巻きつけて……

 こ、これはこれで……ハァハァハァハァハァハァ


**************************************


「にゃん、にゃん、にゃん、にゃん〜♪」

 今日も近所のボスネコがお帰りの挨拶をしてくれた。

 

 指を差し出すとにおいを嗅いでくる。給食の残りをあげて、ひらひらと手を振り

別れの挨拶をして家のドアを開ける。

 あたしは音子、音子と書いてネコと読む。名前の読みと同じように猫が大好き。

 目下の心配はアニキがバカでヘンタイで、シスコンな事。

 バカでもかからない罠をしかけてみたケド、まさか掛かってはないだろう……

 不安を胸に二階の私の部屋に入る。


……目を疑った。しばたいた。幻であってほしいと思う光景はいつまでたっても消えはしない……
ああ、バカだバカだと思ってた、バカアニキが新品の下着をまきつけて私の部屋で本当に
バカバカしい事に勤しんでいた。せめて自分の部屋でやってよ。

「うっわ、バカアニキ……バカだバカだと思ってたらホントにバカな事してる」

 バカアニキはその下半身さえ見なければ、まともに見える笑顔を見せ、
歯を輝かせて親指を立てながらながらこう云った。

「おかえり音子。一仕事させてもらった。だが兄はこんな紛いモノで満足できない。
断固おかわりを要求する!」

 返事は平手で十分だと思った。乾いた、いい音がしたと自分でも思った。

「ちんぽしまえ!」

「おかわりがないと、おさまりそうにないよ〜」

 平手のあとも生々しい顔、下半身をカくカクした動きで見せ付けながら、
抱きつかれ、たこみたいにした唇でキスを せ・ま・る・な 〜 ! !

「おかわり、おかわり、おかわり、おかわり〜!!」

 バカアニキを力一杯ひっぺがしながら思う。行動もバカなら言動もバカだ。
本当に煩わしく嘆かわしい事この上ない。

「あーもう鬱陶しい!わかったから抱きつくな!キスをせまるな! 
ドサクサにまぎれて胸を揉むな!!」

 ふてくされながらあたしのベッドにすわる。

「そのみっともないちんぽ出して、そこへ座れ!」

 激しく命令口調。ベッドを指差すと、おとなしく従うバカアニキ。こんなときは犬のようだ。
今、あたしの下着見せつけたら三回まわってワンと云いそう。

「てや!」

「!」

 無言でバカアニキのモノをを踏みつける。足の裏に硬いんだか柔らかいんだかヘンな感触……

「あんたの、きったな〜いちんぽなんて、直に触れないから足でやってあげるわ」

 目を細めて唇のはしをわずかに上げ、意地悪な表情をする。

「でも、バカアニキはこれでも十分うれしいんだよね〜?」

 踏みつける足に力を込める。

「うん、うん、音子……いい感じだ……」

 そのうっとりした表情を見てると、怒ってるのがバカらしくなってくる。

「あ〜あ、バカなアニキを持つと、可愛い妹は苦労しますにゃん〜」

 足の親指でアニキの輪郭をなぞるように動かす。うふん、キノコみたいな形。弾いてやる。
ぴたん! とアニキの腹にぶつける。と、むかし遊んだおもちゃのように再び起き上がってくる。
びたん! びたん! リズムをつけてやるとこんなバカバカしい作業も不思議と楽しくなって……
って、無理やり楽しくでもしないとやってらんない。

 頼りない感触の玉袋と、その中身を左右に弄びながらこう罵る。

「あんた一生懸命ここでせーしつくってるみたいだけど、
ティッシュにしか出せないようじゃ哀れだよね〜
オマケに妹の下着巻きつけて自家発電なんてホントヘンタイだし、このバカ兄貴っ!!」

 左右に玉をねじるようにふみつけてやる。
アニキが顔をしかめた。ちんぽから元気がなくなっていくみたい。
さすがにこれはマズイみたいだ。

 今度はチラリ、とスカートの裾をあげ、ぱんつを見せつける。
とたんに足の下のアニキのモノが元気になる。ほんとゲンキンなちんぽだ。

「アニキ、ほんとはアタシのここに出したくてしょうがないんだよね〜?」

「世界で一番、音子の事愛してるのはこの俺だからな。
音子のはじめては俺がもらってやるからな〜」

「やなこった。バカアニキ〜!」

 でもバカアニキが、音子のことを愛してくれてるのは、きっと本当だ。
車に轢かれそうになったとき身を呈して庇ってくれたっけ……
今もその時の傷が背中にのこってる。ヘンタイとかバカとかヒドイこと云ってるけど、
アニキの事スキな気持ちもちゃんとある。でなきゃこんな事、してなんかやらない。

 足の指でアニキの皮被りを剥いてやる。
足の親指と人差し指で皮をつまんでとりゃっと気合を入れる。
きれいな赤い頭が顔を出して、その先から透明なえっちぃ汁がにじみでている。


 アニキの挿れるなんて絶対ありえないケド、
こんなのアタシの膣内に挿入っちゃったらどうなっちゃうんだろ? 
『音子のはじめては俺がもらうからな〜』この言葉でヘンに意識してしまう。

 大人になると皆やってる事なんだよね。
ミカちゃんのお姉さんがカレシつれこんでヤっちゃってるの見たってゆーし。
でも、アタシのココ……小さいよ。とてもムリ! 絶対入んない!!

 ンもう、こんなコトしてるとどんどん変な気分になってくるよ……
アタシの変化に気づいたアニキが目ざとく指をさす。

「音子のぱんつも濡れてきてるぞ。
ピンクの下着がすけて音子のカワイイのが見えそうになってきてる〜」

「そりゃヘンタイアニキの妹で、こんなヘンタイなコトさせられてるんだもん。
やっぱり、おかしくもなるよ……」

 心なしか呼吸も速くなってきた気がする。
それと同様にアニキのちんぽを足の裏で挟んで摩るスピードも速くなったような……
ふぅ……ふぅ……

 アニキが手を伸ばして服の上からアタシの胸の先、つまみ出した……
ん……くすぐったいような気持ち良さが躰中にひろがってゆく……
アタシの胸全体を包み込むようにもまれると、
そのやわらかい気持ちよさに力が抜けてゆくのがわかった。
その感覚に集中したくなって目をつぶると、唇も塞がれた。
バカ……どさくさとかじゃなく、ちゃんとしてほしい。頬があつい、きっとすごく真っ赤だ……

「音子はホント、カワイイよな……」

「ふ、踏みつけにされて喜んでるバカから、そんなコト云われても、う、嬉しくなんか、ない!!」

 でもアニキはそんな言葉なんて聞かないみたいに、
両手をつかって包みこむように大事に胸を触ってくれる。
胸の奥では暖かいものがじわりとわくけど、表面には出さない。

「ねぇ、そんなぺたんこさわって楽しい?」

 表面上、抗議を視線に込めて上目遣いで、聞く。

「音子のならぺたんこだって嬉しいぞ。それに音子の足、すっごく気持ちいいからそのお礼も」

 なんだかつい、アタシからキスを求めてしまった。アニキの唇にすいつくと
ちゅるんとアニキの舌が侵入してきた。舌を合わせると、
さっきのくすぐったいあまいうずきが直接頭にひびくみたいで、なにも考えられなくなりそう。

 両足で挟み込んで一生懸命摩ってみる。頭の中ではつい、
このちんぽがアタシの膣内に入ったところを想像してしまう。

 あたしの下着の上からアニキが足の先で大事なトコ撫でだした。湿った感触が肌に伝わる。
イヤだ……こんなに濡れてるってアタシにもはっきりわかっちゃう。

「ほら……音子のも気持ち良くしてやるからな……」

 あ、足でされるってこんな感じなんだ。
一番気持ちいいとこからちょっと外れた感じで摩られる。
そのもどかしさが、あたしの大事なとこいっぱいに広がって
お尻の方から背骨を伝わって心臓を、吐く息を熱くさせる。ぞくり……

 ん……ん……

 あ、ちょっと感じる事に集中しちゃった。もう! アニキなんかに負けるもんか!

 アニキのものを両足で挟み直す。ばしっっ!! 目を細める。覚悟しろアニキ!!

 アニキちんぽの頭の部分から、足でマッサージするみたいに十本の指全体を動かしながら
狭い道をつくる。えっちな汁がいっぱい漏れてるから、狭くしてもすべりがいい感じ……
アニキちんぽはどんどん硬くなって、逞しくなってゆく……

 ちゅっ! ちゅっ! にちゅ! にちゅ!

 リズムを取ってアニキちんぽ摩るのに集中すると、アニキの吐く息が速くなってきた。えっちな汁がどんどん出てアタシの部屋がアニキの匂いに染まっていくみたい……

「ね、音子そろそろだから、もうちょっと激しくしたい……」

「それってどういう……?」

 アタシからの刺激だけじゃ物足りないのか、あたしの足の上からアニキの手が添えられて、
ものすごいスピードでアニキちんぽをこすり出した。

「ダメだよアニキ! それ反則!! 
もう〜簡単に出せないように、アニキの出口、抑えてあげる……」

 反則してるアニキの手を払う。
限界が近いらしいあばれているバカアニキのちんぽを右足で踏みつけにして、
その出口を左足の親指でギューッっと押さえつける。

 ドクン!

 ドクン! ドクン!!

「ね、音子……限界だよ、もう、もう出させて……」

 どんどんアニキのちんぽの鼓動が速くなってゆく……

 ドクン! ドクン! ドクン! ドクン!!

「だめよ、まだ射精しちゃダメだからね……あたしがいいって云う前に出したらオシオキなんだから」

 目が細まる。その瞬間をみのがさないように、とびきりイジワルな顔をしてアニキを覗き込む。

 鼻の穴まで広げて、みっともない顔でお願いするアニキを、
もうちょっと見ていたくてイジワルをつづける。
情けない表情のアニキをみていると、
背中にヘンなゾクゾクとした電気が走って、アタシの気持ちいいところ、
触ってもいないのに気持イイ……

 もうそろそろ限界かな? でもまだ射精させてなんてあげないんだ。

 どくん!

 どくん! どくん!!

 もうとっくに限界を迎えてるアニキのちんぽが、
一生懸命けいれんしながら中につまったせーしを撒き散らそうとしている。
でもダメ……まだまだださせてなんかあげない。

 えい! 踏みつけた足と出口を抑えてる足の両方にもっと力を込める。まだだからね……
まだまだなんだよ……

 どくん……!

 ……どくん!

 ど……くん……

 …………

 …………

 …………あれ、おさまちゃった? いじめすぎ?


! ! ! どくん ! ! !


 そう心配して、アニキのちんぽ覗き込もうとした矢先だった!

 あは! ついに押さえつけてたアタシの指を押しのけて、アニキのが弾けた!!
 押さえつけた蛇口の水のように、するどい勢いで白くにごったせーしをだしまくる。

 アニキのせーしが出まくってる、指の間はとても熱くて、
押さえつけてたせいか部屋中にアニキの匂いが飛び散ってる。

 ぴちゃ! ぴちゃぴちゃぴちゃっ!!

 ンもう、アタシの顔にまでかかっちゃった。
顔射してイイなんてひとこっとも云ってないのにぃ! 
顔中に広がったアニキの熱と匂いを指ですくう。左の頬、右の頬……
ぬるりとした感触が、どんどんアタシの指にあつまってゆく……

 じっとそれを見つめる……たっぷりと指先に集まったせーしで、いじわるを思いつく。うふ……

「アニキのせーしでヘンタイって書いてやる〜」

 出したくても出させなかった反動で、たっぷり出しちゃったアニキは放心状態。
それをイイ事にアニキの頬に指を伸ばす……
左から右〜右から左下〜ちょっともどして右下へ……
反対がわのほっぺには横線を二本ひっぱって〜真中をつっきるように一直線〜……
えへへ、ヘンタイじゃさすがにあんまりだから、素直な気持ち書いちゃった。

「あ、あ? 今何したんだ! 音子!?」

 ようやく気づいたアニキが服の袖で、自分のせーしをこすり落としちゃった。
あ〜あもったいない。せっかく音子からの心づくしなのにぃ。

 もう! 妹の気持ちもワカランヤツめ。アニキに指先をつきつけて宣言!!

「ん…んと! アタシがいいって言う前に出しちゃったからオシオキだかんね!! 
また、踏ませてもらうよ? バカアニキ!!」





おわり

文・零壱
絵・emina

注意・このお話はフィクションです。犯罪ですので真似などは絶対にしないでください。

あとがき

はい。そんなわけで今回のお話は偉い長いでしたね〜。
実は今回、えっちなお話を書いてくれたのは、零壱さんという方なのです。
元々えっちな絵にはお話をつけていたので、
今回はどんな話にするかなーと考えていたところ、
たまたまメッセンジャーでお話していた零壱さんに
描きかけのCGを見せて
「これ、水曜日までに足コキの話、お願いね」
と無理やり書かせてしまったのでした(死

以前から、あーいうえちゲームが良いとかこういう話が良いとか言っていたので
どこかで聞いたことある名前やら台詞まわしを感じるかもしれませんが
それはそれで問題ないのです。音子ちゃん萌え。
やはり自分で考えて書く文章と方向性は同じでも
右フックなのか左フックなのかっていうくらい作り方が違うので
いやー面白いなーと思いました。

作り途中の文章も何度か見せてもらっていたのですが
新しく渡されるたびにバカアニキと音子ちゃんのラブラブ度がどんどん
上がっていっていて、最後はスキとまで言ってましたな(^^;
いやぁ、ラブーな話はいいものです。

無理を聞いてくれた零壱さんありがとうございます。
そして挿絵を1枚でやりくりしてる私、逝って来なさい(汁)

BACK