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 ボディサイズ/サスペンション/重量配分のデータを分析して設計された
2系統のブレーキシステムは、大型車並の安全性を求めて開発されたものです。フロントディスクはターボ用240mm、ツーリング/ファイヤ用227mm
の直径を持ち、セットされるパッドはターボ用144cm^2、ツーリング/ファイヤ用140cm^2の面積を持っている、コンパクトカーの常識では過剰品質
とさえ言える大容量のものです。
 フロントのサスペンションは、ロアアームにI型アームとテンションロッドで
ウイッシュボーンを形成させた、今までのどんなものよりも一歩進んだ
マクファーソンストラットタイプが採用されています。
信頼性がありコンパクトなマクファーソンストラットと、レーシングカーにも採用
される、高いロードホールディング性能を得るためのウイッシュボーンタイプ
の優れた面を併せ持ったものです。
限られたスペースで最高のコーナーリング性能を確保するために
開発されたサスペンションです。
 リアのサスペンションには、オメガサスペンションが採用されています。
ギリシャ文字”Ω”(オメガ)の形をした、太い鋼管性サスペンションユニット
先端中央部をフロアに硬質ラバーを介してマウントし、左右1対の
トレーリングアームを追加したシンプルな構造のオメガサスペンションは、
世界に注目され、フィアットの画期的発明と評価されているものです。

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